1949-11-24 第6回国会 衆議院 本会議 第15号
次に質疑応答のおもなる点を申し上げますと、経営上利益金を生じた場合には、繰越損失の補填に充てた残額は一般会計に繰入れ、損失を生じた場合に政府が交付金を交付することは、国鉄会計の自主性を失い、独立採算制確立の精神に反するものであると思うがどうかという質問に対しては、政府から、日本国有鉄道は、私企業と異なり全額政府出資であるから、現段階においてはこの程度でやむを得ないと思う、将来諸般の情勢の進展に伴つて
次に質疑応答のおもなる点を申し上げますと、経営上利益金を生じた場合には、繰越損失の補填に充てた残額は一般会計に繰入れ、損失を生じた場合に政府が交付金を交付することは、国鉄会計の自主性を失い、独立採算制確立の精神に反するものであると思うがどうかという質問に対しては、政府から、日本国有鉄道は、私企業と異なり全額政府出資であるから、現段階においてはこの程度でやむを得ないと思う、将来諸般の情勢の進展に伴つて
○野原委員 今回政府は国有鉄道事業の独立採算制確立のために、貨物運賃の引上げを行うというような情報が伝わつておる。聞くところによると、貨物運賃において九割一律の運賃値上げをするということを聞いておるのですが農林関係、特に林業の方面から見ますと、今回のそうした一律の値上げがもしかりに実現いたしますならば、日本における林業は致命的な影響を受けることに相なるのであります。
さきに國有鉄道の独立採算制確立のため、鉄道旅客運賃の引上げを行つたが、鉄道貨物運賃は低物價政策のためすえ置かれることになつた。
政府は、旅客運賃の値上げについて、主として鉄道の独立採算制確立にその理由を求めておりまするが、鉄道の赤字は、軍閥、官僚、資本家等の旧支配階級が引起した無謀な戰爭によつてその施設及び機能を徹底的に破壊され、さらに敗戰の結果から生じたインフレーシヨンにその根源があるのであつて、この解決を大衆負担の運賃値上げにのみ求めることは、いわゆる有産者的解決であつて、わが社会党の絶対に反対するところであります。
すなわち本法案は逓信省といたしまして、いわゆる完全なる独立採算制確立のため、その財源捻出の一途として、郵便料金の値上げを断行せんとするのであります。これに対してあえて蛇足を加えんとするものではありません。きわめて簡單に賛成の理由を述べたいと存じます。
それから独立採算制確立について何らわれわれを首肯させるに足る根拠を示していないのであります。こういうふうな点がまず一般的な私どもの反対理由であります。さらにこれをもつと具体的に申し上げてみますならば、機構図を見ましても一見明瞭なように、局部が非常にふえている。
ただいまのところでは、相当大きな赤字を出しておりますのは、御承知の通りでありますが、これをなるベく早く独立採算制確立という方向にもつていきたいと考えております。 それから鉄道の新線が今できにくいから、バス、トラツク等の路線を普遍的に開設して、この輸送難を緩和せよという御言葉、まことにごもつともであります。車体及びタイヤの輸入等にきつまして、十分に懇請をいたすつもりであります。